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ススキ提灯献灯行事
ススキ提灯献灯参拝行事は、旧御所町及び隣の5つの地区(東松本、竹田、南十三、蛇穴、元町)の氏神として崇敬されている鴨都波神社で行われる祭礼行事です。
夏祭り(7月16日)と秋祭り宵宮(10月スポーツの日の前々日の土曜日)に、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願し、氏子地域から「ススキ提灯」と呼ばれる提灯が奉納されています。平成12年3月、奈良県無形民俗文化財に指定されました。
ススキ提灯とは、2間半(4.5m)ほどの竹製の支柱に、横木を4本通し先端から紐で連結し、高張提灯を上から2・4・4の合計10張を三段に組み立てて、先端部に白幣を掲げたものです。県内においては、稲積みの形をススキまたはスズキと称する所は多いですが、当社行事では「稲穂の実っている姿」がススキ提灯の形と伝えられています。
献灯行事は県内でも類似のものがみられますが、当社のススキ提灯献灯行事は、県内最大級であると共に奈良盆地南部における献灯行事の原型を示す代表的な祭礼として位置づけられています。なお、起源については定かではないが、少なくとも江戸時代中期には現存に近い形態として斎行されていたと考えられます。
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